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香典返しの挨拶状をカードタイプで渡すのは失礼?

香典返しに挨拶状をつける際にカードタイプで手短に済ませたいと思っていませんか?しかしカードのような簡潔なものだと失礼に当たらないか不安に感じている人のために、マナー的にどうなのか以下で詳しく見ていきます。

目次

香典返しの挨拶状は用紙で大きく2タイプに分類されます。まず巻紙タイプは古くからのトラディショナルなスタイルといえます。奉書タイプとも呼ばれますが、中世から公用紙として用いられてきました。奉書紙は封筒に入れるのが普通です。この時軽く巻くようにして入れるので、巻紙タイプと呼ばれます。フォーマルにマナーに則ったものを贈りたいと思っているのであれば、こちらの方がおすすめです。

このスタイルを選択する場合、縦書きで文章を作成するのが普通です。日本では古来より縦書きをしていたからです。理想は筆にて手書きで作成することです。しかし近年ではギフトサービスのお店に相談すれば、筆文字の印刷に対応しているところも多いです。多くの人に一斉に出す際には、プリントアウトしたほうが効率的です。

近年人気のカードタイプ

一方最近ではカードの挨拶状で済ませるのもポピュラーです。この種類でも折りたたんではがき大のものもあれば、1枚だけのさらに簡潔なものも見られます。ちなみに上で紹介した奉書紙と比較すると簡略化されています。このため、略式挨拶状と呼ばれることもあります。

別にかしこまって挨拶するような関係性ではない場合には、このタイプで挨拶状を作成することも多いです。堅苦しさがないので受け取った方も変に気を遣う必要はないです。しかも文章も短めで、受け取ってすぐに読める手軽さも評価されています。

このタイプの場合でも、基本的には縦書きで作成するのが主流です。しかしさらにカジュアルなものにしたければ、横書きでしたためても特に問題にはなりません。どれであいさつ文を制作するか、自分たちの思いや相手との関係性などを参考にして決めればいいでしょう。

カードタイプは先ほども見たように「略式」挨拶状ともいわれます。略式といわれると、相手に送って失礼ではないかと思いませんか?確かに正式なものは奉書タイプです。しかしそもそも奉書も最初から正式なものだったかというとそうではないです。

もともと香典返しは喪主が相手の自宅を訪問して、直接お礼を述べるのが決まりでした。しかし仕事などの関係で、そうそうお宅に伺って挨拶するのは難しくなりました。また車などを使っての宅配サービスも広く普及しています。このため遠方の方を中心として、宅配で品物を送るケースが多くなりました。この場合口頭では挨拶できないので、その代わりに手紙を添えるようになって、奉書による手法が大勢を占めるようになりました。

このように挨拶の仕方は時代の変化とともに、移り変わっています。その流れの一環で、今度はカードタイプが台頭しているわけです。カードを受け取って、今ではほとんどの人が失礼と感じることはないでしょう。巻紙だと大げさで恭しくなってしまうと思うのであれば、カードで送ることも検討しましょう。

いろいろなデザインのカードも

最近ではカードのバリエーションも充実しつつあります。おしゃれなデザインのものもありますから、どれが自分たちのイメージに近いのか比較してみましょう。例えば人気の高いのが、胡蝶蘭をあしらったものです。それほど派手さはないけれども、さりげなく気品を感じさせてくれる仕上がりです。形式ばっていないけれども、それなりの礼節を持って対応したい時などにおすすめです。

ほかにもクレマチスという植物をあしらったカードも高い人気があります。グリーンをベースにしたデザインで、さわやかな印象にまとまっています。また弔事の場合、蓮の花というイメージを持つ人はいませんか?そこで蓮をあしらったカードもしばしば用いられます。そのほかにもキキョウや銀枠のシンプルなものなど、いくつかの選択肢があります。種類を吟味して、何があっているか家族内で話し合ってみましょう。

カードタイプの挨拶状はネット上でも画像が掲載されています。それを見ると「志」や水引の描かれている種類がしばしば出ています。このような種類のことをのし一体型と呼びます。略式挨拶状の場合、このタイプが一般的です。一体型という名称の通りで、のしの機能も兼ねているのが特徴です。もしこちらを使って香典返しを送る場合には、のし掛けをしません。二重になってしまうからです。

この場合普通に考えると、品物に挨拶状がついているだけの簡潔な状態で先方に届きます。すると熨斗が品物についていなくて失礼ではないかと思われるかもしれません。もしこのような懸念があれば、従来通りの巻紙タイプがおすすめです。そのほかにはカードの中でものしと一体になっていない種類をつけて、品物にのし掛けするといいでしょう。はがき1枚だけのシンプルなものだと、のし機能は伴っていないのでこちらを使用するといいです。そもそもあいさつ文をつけるのは、個人に成り代わった葬儀の際にお世話になったことに対するお礼をするためであることを忘れないようにしましょう。

香典返しを送る際には、のしのあるなしは重視されます。巻紙か略式かよりもむしろ重要な問題とも言えます。日本の贈答文化に根付いたものでもあるので、この部分は重視して準備をしましょう。

のし一体型とは?

のしと一体型になっているものは、表書きが挨拶状の中に組み込まれたものをさします。2つ折りのものが多いですが、折ったときに右側が少し出るようなレイアウトになっています。この部分に「志/○○家」のような表書きが記載されています。

近頃このタイプは多くの家庭で使用されています。そもそも香典返し事態が以前と比較すると簡素化されています。ですからあまり大げさにしたくないと思っているのなら、この種類のお礼状で済ませてしまうのもありです。コスト面でもリーズナブルですし、宅配を依頼する場合でも大きな負担にはなりません。

一方のしのついていない種類もあります。これはイメージ的にはメッセージカードに近いものと考えましょう。文章に関してもあらかじめ決められたテンプレが印刷されているものが多いです。故人の名前は入りますが、ほかの種類と比較してさらに簡潔になっています。かなりカジュアルな印象を与えるので、親しくお付き合いしているような友人に渡すときに用いましょう。挨拶状までは必要ないけれどもただ品物だけを送るのはいくらなんでも失礼、何か一言添えたいと思っているときに使いましょう。

本来であれば、巻紙が最もていねいでフォーマルではありますが、最近の風潮を見るとカードタイプでも決して悪いことではないです。ただし日本の伝統的な文化の中では、のしは贈り物で非常に重要な役割を担っています。一体型のものを選ぶなど、のしの付け忘れには注意が必要です。ただしあまり型にこだわりすぎないほうがいいでしょう。故人のことを思い、香典をいただいた相手に対して感謝の気持ちを伝えることに重きを置きましょう。

ちなみにのし一体タイプのものでも、のし掛けをしてもマナー違反ではないです。もし何もついていない品物を送るのに気が引けるのなら、熨斗を付けても別に構いません。

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