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掛け紙の名前は?表書きの書き方とのし紙のマナー、香典返しを郵送する場合についてを紹介します

粗供養

現代では感染症対策などの理由からも、香典返しを贈る際に宅配あるいは郵送することが増えています。 宅配・郵送で香典返しを贈る際に悩むのが、掛け紙や挨拶状、伝票の書き方です。 特に掛け紙に書く名前や香典返しに書く名前はどうしたらよいのでしょうか。 香典返しを宅配・郵送する際の、掛け紙・挨拶状・発送伝票の書き方をくわしく説明していきます。

目次

四十九日の法事を終えたら、法要を無事に終わった報告と葬儀の際に香典をくれた人に「香典返し」というお返しを贈るのが一般的です。香典返しを贈る際には、贈り物の上に弔事用の掛け紙を掛けて贈ります。ここでは弔事用の掛け紙(のし紙)の選び方を説明します。

のしは不要だが掛け紙は必要

「のし(熨斗)」とは贈り物の上に掛ける掛け紙ではなく、慶事の掛け紙の右上に書かれた六角形の絵柄です。「のしあわび」とも呼ばれ、色紙の中にあわびを細長く切って乾燥させた縁起物が入っています。のしあわびの絵柄がプリントされた掛け紙のことを一般的に「のし紙」と呼び、慶事の贈り物の際に使用するのです。香典返しを贈る際には、のしが描かれたのし紙は使いません。しかし弔事用の掛け紙は必要です。

水引が「結び切り」のものを選ぶ

水引とは、贈り物をする際に真ん中をとめる紙ひものようなものです。近年では「のし」同様、掛け紙にあらかじめプリントされているものを使うことが多くなりました。
香典返しの掛け紙を選ぶ際には、水引が「結び切り」のものにします。「結び切り」とは蝶結びではなく固結びになっているもので、切断面が上になっているのが特徴です。
なかなかほどけないことからくり返しを避けたい行事の際に使われています。

水引の色は黒白または黄白

香典返しに使用する水引の色は黒白のものを選びます。西日本を中心に黄色と白の水引が使われている地域もあるようです。また、掛け紙に蓮の花が描かれたものと絵柄がないものがありますが、蓮の花が描かれているものは仏式で葬儀を行った際に使います。神式やキリスト教式で葬儀した際には使わないため、注意しましょう。
蓮の花が描かれていないものは、宗教を問わず使うことができます。

香典返しの掛け紙では、表書き(水引の上部)を「志」「忌明志」とするのが一般的で、日本全国、宗教の関係なく使うことが可能です。「志」は気持ちという意味があります。関西地方の一部では「満中陰志」や「粗供養」、中国・四国・九州地方では「茶の子」とすることもあります。神式やキリスト教式で葬儀を行った際には「偲び草」を使うことがありますが、仏式ではあまり使われていないようなので親族や親戚など詳しい人に確認しましょう。そして、水引の下部に名前を書きます。

掛け紙には誰の名前を書けばよいのでしょうか。いくつかの状況に分けて説明します。

基本は喪主の苗字

掛け紙には基本的に喪主の苗字を書きます。関西地方では、喪主のフルネームを書くケースも多いようです。喪主以外の家族や親戚の名前は掛け紙には書きません。

喪主と故人の苗字が異なる場合

喪主と故人の苗字が異なる場合には、故人の苗字を使って「○○家」と書きます。娘が喪主を務める場合には、喪主の苗字の左側にかっこ書きで旧姓(故人の苗字)を書いてもかまいません。

喪主が複数いる場合

兄弟で喪主を務める場合など、喪主が複数いる場合は連名(フルネーム)にします。連名にする際には、右から長男、次男以降の男子、長女、次女以降の女子の順番で書きましょう。

喪主とは別に施主がいる場合

喪主が高齢などで葬儀のことを決められない場合、喪主とは別に「施主」を立ててほかの親族が一連のことを行うこともあります。喪主と施主の苗字が異なる場合には、連名にします。書く場所は喪主が右、施主が左です。香典返しの掛け紙の書き方は、次の記事でもくわしく説明していますので参考にしてください。

香典返しの掛け紙の文字の色は?

葬儀、通夜、告別式の仏事際に薄墨を用いるのが一般的なので弔事全般に薄墨というイメージがあります。しかし地域や宗派によって四十九日以降は濃墨のほうが良い場合もあります。
薄墨は突然の不幸で墨をすっている時間がなかったことや、悲しみの涙で墨が薄くなったとされています。したがって香典返しの場合忌明け後となるため濃墨が良いとされてます。
ただ、忌明けを迎えても寂しいという気持ちがある場合には、薄墨の掛け紙にしても良いです。文字は毛筆、筆ペンを使いましょう。サインペン、ボールペン、表書き、名前の色が違うのはマナー違反です。

香典返しののしも薄墨にした方がいい?薄墨の使い方と正しい送り方

 

香典返しを贈る際に配送を選ぶ人が増えてきました。対面で直接渡さず配送を選ぶ場合には、香典返しに挨拶状を添えるのがマナーです。挨拶状は香典返しが届く前に届けるか、香典返しと一緒に届けるかのどちらかとなります。かつては「奉書紙」という和紙に墨で書くのが儀礼とされてきましたが、近年でははがきサイズの和紙に挨拶文を印刷することも増えてきました。

また、香典返しの挨拶状に記載する差出人名は、喪主のフルネームとします。喪主とは別に施主がいる場合は、喪主の次に施主の名前を書きましょう。喪主と故人の苗字が異なる場合もありますが、文面で故人の名前を書くため問題ありません。香典返しと一緒に届ける挨拶状と、香典返しを辞退した人に対する挨拶状の、2つの文例を紹介します。

香典返しの挨拶状の文例

香典返しの挨拶状では、忌明けの報告と葬儀に参列をしてくれたことや、香典を用意してくれた気遣いへの感謝を伝えます。文章の中では不幸を連想させる忌み言葉や、「いろいろ」「再び」「追って」といった不幸が重なることを暗示する言葉を使わないよう気をつけましょう。また、時候の挨拶や句読点は使いません。

具体的に次のように書きます。

拝啓

先般故○田△子永眠に際し格別のご厚志にあずかりましたこと心より御礼申し上げます
おかげをもちまして四十九日の法要を滞りなく執り行うことができました
つきましてささやかではございますが心ばかりの品をお贈りさせていただきますので
どうぞお納めください
拝眉の上御礼申し上げるのが本意ではございますが略儀ながら書中にて御礼のご挨拶を申し上げます

敬具


令和○年□月△日


住所
氏名○田○男

なお、「四十九日の法要」は仏式で葬儀を行った際に使うものです。神式ならば「五十日祭」、キリスト教式ならば「記念集会」など、呼び方が異なるので注意しましょう。

香典返しを辞退した人に対する挨拶状の文例

香典返しを辞退した人にも挨拶状は送るのがマナーです。文面では、相手がお返しを辞退したという気遣いを見せたことに対して、お礼の気持ちをしっかりを伝えます。「個人に供える茶菓子に使った」など、香典の使途を加えてもよいでしょう。

現代ではインクジェットの和紙に文面を印刷したものを封書で送るか、はがきを送るかのいずれかを選ぶ人が増えてきました。具体的に次のように書きます。

拝啓

先般故○田△子永眠に際し格別のご厚志にあずかりましたこと心より御礼申し上げます
おかげをもちまして四十九日の法要を滞りなく執り行うことができました
本来であれば直接御礼申し上げるべきところ略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます
なお返礼不要とのお心遣いをいただいたことありがたく感謝申し上げます
今後ともこれまでと変わらぬおつきあいをよろしくお願いいたします

敬具


令和○年□月△日


住所
氏名○田○男

現代では感染症対策などの理由からも、香典返しを贈る際に宅配あるいは郵送することが増えています。しかし、宅配・郵送を行う際には、確実に受け取ってもらえるように誰からの香典返しなのかが分かるようにしなくてはなりません。書き方を注意しないと、香典返しだということが相手に伝わらず受け取ってもらえないというケースも出てくるでしょう。ここでは喪主と故人の住所が違う場合など、いくつかの事例に分けて発送伝票の書き方を説明します。

喪主と故人が違う場所に住んでいるとき

喪主と故人が違う場所に住んでいるとき、発送伝票には喪主の住所や連絡先を書くようにします。特に故人の住んでいた場所に他に住む人がいないケースで故人の住所を書いてしまうと、万が一香典返しを相手に届けられなかったときに宅配業者が連絡する手段がなくなってしまうのです。発送伝票には必ず喪主の住所と名前を書きましょう。

そして備考欄などに故人の名前と香典返しである旨を書いておくと、受け取る人は、誰が何の目的で荷物を送ってきたのか、きちんと判断できます。

喪主と故人の苗字が異なる場合

結婚した娘が喪主を務める場合など、喪主と故人の苗字が異なる場合は差出人の欄に喪主の名前を書きます。そして備考欄で故人名と香典返しであることを伝えるとよいでしょう。

喪主の代理で香典返しを贈るとき

故人の配偶者が喪主となる場合など、喪主自身が高齢で香典返しを送るのが難しい場合など、代理の人が香典返しを贈る場合もあります。しかし、香典返しをもらう相手が喪主のことは分かるけれども、代理で贈る人との関係が薄い場合は、喪主の名義で香典返しを贈りましょう。逆に親族の会社の上司など、喪主と香典返しを受け取る相手の関係が薄い場合もあります。相手が喪主のことをよく知らず、親族のことを知っている場合には、発送伝票の差出人には親族の名前を書き、中の挨拶状や香典返しの掛け紙の名前を喪主の名前とするとよいでしょう。

外掛け(外のし)とは、贈り物を包装紙でくるんだ上に掛け紙を掛ける方法です。逆に内掛け(内のし)とは贈り物の箱などの上に掛け紙を掛けてから、包装紙でくるむ方法です。内掛けは贈り物を受け取った段階で香典返しであることが相手に伝わりません。内掛けは出産の内祝いなどに使われる方法で、直接相手に香典返しを渡す場合は外掛けにするのが一般的です。

ただし宅配や郵送で香典返しを贈る際には、掛け紙を傷つけないために内掛けにします。

包装の紹介

香典返しを贈る際には次のようなポイントがありました。

  • 掛け紙には喪主の苗字
  • 香典返しの挨拶状の差出人は喪主の名前
  • 発送伝票の差出人は受取人と関係が深い人の名前

Myroom GIFTでは香典返しの贈答品を多数扱っていて、香典返し専用のラッピングを用意しています。
金額や種類豊富に扱っています。

弔事用の挨拶状作成サービスもご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。

Myroom GIFTの香典返し

なお、地域の慣習や信仰にまつわる相談は受け付けていないので、ご了承ください。

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