快気祝い（お見舞いのお返し）を贈る時期っていつ？マナーや相場・定番ギフトを紹介

2023/4/16 2023/7/11

快気祝いは入院中に心配をかけた人や、お見舞いに来てくれた人へ贈るギフトです。しかし、ギフトの相場やいつ渡したらよいのかわからず、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。本ページでは、おすすめのギフトとともに、快気祝いを贈る時期やギフトの相場について詳しく解説します。

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快気祝いは退院後1週間を目安に贈るのが基本

1週間予定

快気祝いは、感謝の気持ちと共に無事に退院できたことの報告をかねて、入院中にお見舞いに来てくれた人へ贈るお返しのギフトです。快気祝いを贈る時期は、退院してから1週間～10日以内に贈るのがマナーだとされており、遅くても1ヶ月以内に渡すのが良いとされています。

退院後はバタバタしており、すぐに10日が過ぎてしまうこともあるため、早めに用意しておくのが賢明です。

ただし、退院したものの体調がすぐれない場合は、必ずしも10日以内に贈る必要はありません。

せっかく退院したのに、無理をして病気がぶり返しては本末転倒です。しっかり自宅療養して、元気になってから贈っても問題ありません。

快気祝いのギフトは挨拶状を添える

快気祝いのギフトを贈る際は、挨拶状を添えるのがマナーです。

また、遠方の場合は郵送でも止むを得ませんが、手渡しで贈るのがマナーとされています。

挨拶状は、メッセージカードや便箋に、時候のあいさつ、お見舞いにきてくれたお礼、ご心配をおかけしたお詫び、退院の報告、快気祝いを贈る旨などを記載するのが定型です。

基本的には消えものと呼ばれる消耗品を贈る

快気祝いに贈るお返しのギフトは、消えものと呼ばれる消耗品を贈るのが一般的です。

病を食らうという意味で縁起が良いとされる食品、病を洗い流すという意味の石鹸や洗剤などが定番です。また、消えものではありませんが、タオルは病気を拭い去るという意味から縁起が良いとされており、定番の消えものギフトとして人気があります。

タブー品を贈らないように気をつける

快気祝いでは、病気を連想させるギフトを贈るのはタブーです。

パジャマやシーツなどの寝具は、病院のベッドを連想させるためNGです。

「根付く＝寝付く」とイメージできることから、鉢植えの植物もタブーとされています。

また「金額が分かるものを贈るのは失礼」という方もいるので、商品券やギフトカードなどの金券類は避けたほうが無難です。

他にも、地域によって色々なしきたりがあるので、事前に確認する必要があります。

快気祝いの意味やマナーについて興味をお持ちの方は、下記のページをご参照ください。

快気祝いの相場はお見舞いの2分の1

赤いがま口財部を持った笑顔な女性

快気祝いの相場

快気祝いの相場は、お見舞いでもらった金額の半額が相場になります。

感謝の気持ちを示したいからといって、お見舞い金よりも高い金額の快気祝いのギフトを贈るのはマナー違反になります。

相手を喜ばせるどころか、気を使わせることになってしまうでしょう。

1万円のお見舞いをもらった場合は5000円を目安に、5000円のお見舞いをもらった場合は2500円を目安にギフトを選ぶのが正解です。

お見舞い品の金額がわからない場合は、ネットで検索して商品の価格を調べ、快気祝いの金額を割り出します。

連名でお見舞いをもらった場合の快気祝いの相場

職場や友人グループなど、連名でお見舞いをもらった場合は、お見舞いの金額を人数で割り、一人当たりの金額を割り出して算出します。

1万5000円のお見舞いを5人からもらった場合、1万5000円÷5人＝一人当たり3000円になります。

3000円の半額ということで、1500円が相場だと割り出すことができます。

また、一人当たりの快気祝いの金額が1000円以下になった場合は一人一人に贈るのではなく、個包装されている焼菓子のセットなど、まとめて1つのギフトを贈っても構いません。

高額のお見舞いをもらった場合の快気祝いの相場

親族や上司などから、高額のお見舞いをもらうことがあります。

高額のお見舞いをもらった場合は、もらった金額の1/3で良いとされています。

5万円のお見舞いをもらった場合は1万6000円ほどを目安に、10万円のお見舞いをもらった場合は3万3000円ほどを目安にして快気祝いのギフトを選ぶと良いでしょう。

基本的に、目上の人や上司への快気祝いは、少なめの予算で選ぶのがマナーとされています。

快気祝いの相場やマナーについて興味をお持ちの方は、下記のページをご参照ください。

失敗しない定番の快気祝いギフト7選！

リボンスカーフをつけたビジネスウーマン（指差し）

お菓子

お菓子は、快気祝いのギフトの定番です。特に子供がいる人への快気祝いとして喜ばれます。

お菓子は種類も多く、一人一人の嗜好に合わせて選びやすいのも人気の理由です。

甘党の人ならバームクーヘンやフィナンシェなど、和菓子が好きな人にはおせんべいやあられなどがおすすめです。

快気祝いでは日持ちがするものを選ぶのが基本なので、生菓子ではなく焼菓子を選ぶようにしましょう。

家族構成に合わせ、食べきれるサイズのものを贈るのも大事です。

タオル

タオルは、何枚あっても邪魔にならないため快気祝いの定番ギフトとなっています。

特に今治タオルは、「今治（る）」と名前も縁起が良いことから、選ばれることの多いギフトです。

価格帯も幅広く、ハンドタオルは1000円以下で購入できるものもあるため、連名でもらった人への快気祝いにもピッタリです。

カタログギフト

カタログギフトは贈られた人が選ぶ楽しみもあるため、喜ばれる定番ギフトです。

見当違いのギフトを贈るリスクも防げるため、贈る方にとってもメリットの多いギフトです。

グルメに特化したもの、スイーツに特化したもの、体験型のものなど色々なタイプがあるので、趣味がわかっている人にはピンポイントに絞った商品が掲載されているカタログギフトを贈ることもできます。

洗剤

洗剤は、毎日使うものなので快気祝いのギフトとしてもらって嬉しいギフトです。

洗濯洗剤と食器洗剤がセットになったものなどもあり、日常生活に密着したギフトを贈ることができます。

また、女性には可愛らしいパッケージのものや良い香りのものを選ぶなど、こだわりのある洗剤を選ぶとさらに喜ばれるでしょう。

ただし、大きいサイズのものは重くなるため、手渡しする場合は持ち運びのことも考えて選ぶのが賢明です。

入浴剤

入溶剤は個別包装されているため、連名でお見舞いをもらった人へまとめて渡す快気祝いのギフトにも適しています。

温泉気分が楽しめるもの、可愛らしいカラーと良い香りで気分が上がるものなど色々な種類があるため、年齢や性別に合わせて選ぶことができます。

お見舞いに来てもらった感謝の気持ちを込めて、リラックスできるバスタイムを贈るのは素敵です。

コーヒー

コーヒーも、快気祝いのギフトとして定番となっています。

お湯と混ぜるだけで簡単に美味しいコーヒーが作れるスティックタイプや、本格的なコーヒーが淹れられるドリップタイプと種類も多いため、嗜好に合わせて贈れるのが魅力です。

個包装でセットになっているものも多いため、職場への快気祝いとしてもおすすめです。

休憩時間に気軽に飲んでもらえるでしょう。

コーヒー派か紅茶派かわからない場合は、コーヒーと紅茶がセットになったものを選ぶこともできます。

石鹼

石鹼は毎日使う消耗品であるため、いくつあっても多すぎることはありません。

趣味や嗜好がわからない人へ贈るギフトとしても適しています。

小さい子どもがいる人へ贈る場合は自然派の石鹸、若い女性に贈る場合は形や色が可愛く、香りにこだわったものを選ぶと喜ばれます。

快気祝いギフトには「紅白の結び切り」の水引きがついたのしをつけよう

ルールと書かれた積み木

快気祝いはのしをつけて贈る

快気祝いは、のしをつけて贈るのがマナーになります。

のしの種類は色々ありますが、快気祝いでは紅白の結び切りの水引きがついたものを選びます。

結び切りには、「二度とは繰り返してはいけない」という意味があり、病気を二度と繰り返さないようにという願いが込められています。

水引きの本数は、5本もしくは7本のものを選びましょう。

快気祝いののしの書き方

快気祝いののしの書き方は、表書きには「快気祝」もしくは「快気内祝」と記載します。

のし下は、入院していた人の苗字を書きます。同じ苗字の親戚に贈る場合は、フルネームを書くこともできます。

のしを書く時はマーカーやボールペンではなく、黒墨の毛筆で書くのがマナーです。

筆ペンでも構いません。薄墨はお香典など弔事で用いるため、必ず濃墨で書くようにしましょう。

のしの掛け方

のしの掛け方には内のしと外のしの2種類がありますが、快気祝いでは内のしで掛けるのが一般的です。

ただし、どちらでも良いという説もあるため、直接持参する場合は外のしでも構いません。

郵送する場合は、のしが破れることもあるため内のしにするのが賢明です。

快気祝いののしに関して興味をお持ちの方は、下記ページをご参照ください。

快気祝いはお見舞いのお礼と退院の報告を兼ねて贈る

笑顔で電話対応をするオペレーター

快気祝いは、退院してから1週間から10日以内に贈るのがマナーで、ギフトの相場はもらったお見舞いの半額程度で用意しましょう。

退院後は慌ただしくなるので、誰に何を贈るのか事前に決めておくとよいでしょう。

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